会社経営でオフィスをもったとき、一つ問題となるのは、印刷をどうするかという点です。つまり、自前で複合機やコピー機を購入することもできるわけですが、リースという選択肢もあります。どちらにもメリットとデメリットがあり、会社の規模や業態などによって、ふさわしい選択が変わってきます。果たして、印刷は購入とリースのどちらにしたほうがいいのでしょうか。
この点について結論を出すためには、購入とリース、それぞれのメリットとデメリットについて知る必要があります。まず印刷機を購入した場合ですが、メリットとしては、リース会社の審査を受けなくていいので、購入すればすぐに使用できること、また自前で購入するので、会社の資産に加えることができることです。一方デメリットには、導入の初期費用がかかること、固定資産として税金を払わなければならないことなどがあります。では、印刷機をリースする場合はどうでしょうか。
まずリースのメリットには、月々のレンタル料を経費扱いにできること、固定資産税を払わなくていいこと、初期費用がかからないことなどがあります。一方デメリットには、リース会社と一度契約すると中途解約ができないこと、審査に落ちてリースが利用できないこともあることなどです。結論からいえば、どちらがいいとも言い切れませんので、会社の実情や業態に合わせて、柔軟に選択していくのがいいでしょう。なお、印刷機のリースの審査は、銀行の審査に比べればもっと簡略化されたものになっています。